こんにちは、優樹です。
春先に不調を感じたことはありますか? 私はここ数年、身体か心のどちらかが不調になります。
でも、毎年春先に体調を崩していることに最近まで気づいていませんでした。気づいたのは去年の春。
4月に胃炎になって、2か月ほど苦しみました。
そのときの話はこちらで。
【DeNA騒動を見て】 体調が悪かったら、PCの電源を切ってお医者さんへGo! という話 - しばまさ雑記帖
このとき、「あれ? なんだか毎年この時期に仕事を休んで、有休がどかっと減ってる気がする…」と気がつきました。
周囲に聞いてみると、春先に体調を崩すのは私だけではありませんでした。友人や同僚にも、この時期は不調になるという声がありました。何より、私は家族をこの時期に突然失っています。
この3月~4月の時期は「木の芽時」と呼ばれ、昔から、心身の不調を訴える人が多くなると言われています。
あなたはいかがですか? この記事を読まれているということは、心当たりがあるのではないでしょうか。
「木の芽時」ってなに?
寒い冬が終わって日差しが暖かくなり、冬眠していた動物は目を覚まし、植物は芽を出します。寒さから開放され、とても気持ちのいい季節ですよね。
花粉症の人にとってはつらい時期ですが・・・
この、色々なものが動き出す、芽吹き始める時期を文字通り「木の芽時」と呼びます。
冬の間、寒さで縮こまっていたものが開放され、外に出てくる… 出てくるのは良いものばかりとは限りません。悪いものも出てきます。身体の中で眠っていた病気の元も、モゾモゾと動き出します。
この時期、体調を崩す人が多いのは、このせいだとも言われています。
私の木の芽時
ここ数年の木の芽時に私の身に起こったことを思い返してみると、
「4年前 ウツになり掛けた」
当時の上司が「キングofパワハラ」でした。いま思い出しても、はらわたが煮えくり返ります。こういう奴に限って異動にならないんですよね。いつまでも同じ部署にいる。
他に引き取り手がないから、というのもあると思いますが。
嫌味を言われても嫌がらせをされても、「こんなクズ、相手にしても仕方がない」とやり過ごしていたのですが、とうとう限界が来ました。出勤しようとすると涙が出て、その場にうずくまってしまって動けない。
一日有休を取ったり半休を取ったりして、だましだまし仕事に行っていましたが、有休が減るばかり。
このままじゃやばい、あの上司に潰される! 生まれて初めて「うつ病」というものを身近に感じました。
その後、周りを巻き込んで私が異動することに成功し、なんとかパワハラ上司から逃げることができたのですが、あの限界に達した時期が、3月から4月にかけてでした。
それからは、
- 3年前 胃炎に苦しむ
- 2年前 インフルエンザ
- 去年 長期胃炎、複数回の風邪(激痩せした)
毎年この時期に有休がドッと減ります。今年は何とかしたいです ^^;
コールセンターに勤めていた友人の体験談
コールセンターに勤めていた友人(女性)がいます。友人の話によると、3月~4月は変な電話が増えるのだそうです。例の、あやしい息遣いが聞こえる系の電話です…
息遣い系だけでなく、怒鳴る人やキレル人、他の時期と比べて、間違いなく木の芽時は増えるそうです。何年もコールセンターに勤めていた人だけに、説得力があります。
春は発情の季節でもありますし…
私が精神的に限界に達したのも春先ですし、この時期は身体だけでなく、精神的にもバランスを崩しやすい時期と言えそうです。
家族のこと
私は、家族を急性心筋梗塞で亡くしています。ある朝、倒れているのを発見し、救急車を呼んだのですが、必死の努力もむなしく帰らぬ人となりました。それが3月半ばでした。
そのとき初めて、「木の芽時」という言葉を叔母から聞きました。救急車で運ばれた病院の医師や看護師、葬儀屋の担当者も、口をそろえて春先は亡くなる人が増えると言っていました。
亡くなった家族のことを思い出さない日は一日もありませんが、この時期になると、後悔とともにあの日のことを強く思い出します。あの日、もっと出来たことがあったのではないか。そもそも、倒れる前にしてあげられたことがあったのではないか。
あなたは男性ですか? 女性ですか? おいくつですか?
身体に不調を感じたら、医師の診察を受けてくださいね。若いとしても、過信せずに。
亡くなった私の家族は、40歳の働き盛りだったのですから。
木の芽時をうまく乗り切ろう
何かと心身のバランスを崩しやすいこの時期ですが、できればうまく乗り切りたいですよね。私も、今年は有休を減らしたくないです ^^;
寝る
とにかく寝ましょう! って、私が現在進行形で寝不足で、お肌がボロボロです…
特にブログを書くようになってから。
以前、肌荒れに悩んで皮膚科に行きました。皮膚科の先生いわく、「寝なさい。マッサージだのパックだのやっているヒマがあるなら、そのぶん早く寝なさい。それが一番肌にいいことだよ」
一言もありませんがな…^^;
もともと夜更かし型で睡眠不足になりがちですが、ブログを始める前、がんばって夜12時頃に寝るようにして、平日6時間、週末7~8時間は睡眠時間を確保するようにしました。
そうしたら、なんという事でしょう! 本当に肌が別人のように綺麗になりました!
あくまで当社比
でもブログを始めてから生活が崩れてしまって、あっという間に元の生活習慣に戻ってしまいました。平日の睡眠時間は4時間くらいになっています。
そのわりには更新頻度が低い
そりゃ、木の芽時関係なく不調にもなりますよね。ほんと、睡眠は大事です。
食べる
加工食品などはなるべく避けて、肉、魚、野菜など新鮮な食物をバランスよく摂りましょう、なんて、私が言うまでもないですね。家族に心筋梗塞だの糖尿病持ちがいっぱいいる私は、何を食べるかの重要性はよくわかっているつもりでした。
でもアイスとかプリンとか大好きだし、そういう嗜好品を全部やめたら、ストレスになって別の弊害がありそう。要は、食べ方かなと。
そこで始めたのが、プチ糖質制限。最近よく聞きますよね、糖質制限。
徹底的に糖質を排除するハードな糖質制限は無理だけど、朝や夜は主食を摂らないか、摂る量を減らすようにしました。
甘いものも、以前は仕事中に飴やクッキーをつまんでいましたが、一日一回、時間を決めて摂るようにしました。
その結果、思いがけない効果がありました!
歯医者に検診に行き、歯周ポケットを測ってもらったときのこと。これは歯と歯茎の間に器具を差し込んで何ミリくらい入るか測るもので、この歯周ポケットが4ミリ以上になると、自力で治すことは難しいと言われています。
それまで、歯周ポケットが3.5ミリ(リミットぎりぎり)に達している箇所がチョコチョコあったのですが、2か所と劇的に減りました。歯肉も全体に引き締まり、綺麗なピンク色になっていました。
これには歯科衛生士さんもびっくり!
「何かした!?」と(笑)
私も最初はわけがわからなかったのですが、考えてみると思い当たることはプチ糖質制限だけ。帰宅してネットで調べると、糖質制限で歯周病が改善した方をけっこう見つけることができました。
糖質制限の第一人者、ドクター江部も仰っています。
むし歯菌の代表選手ミュータンス菌が、砂糖などからつくる不溶性グルカンからできるネバネバプラークと、それ以外の酸産生菌群がさまざまな糖質を利用してできる、水溶性のサラサラプラークがあります。
歯の表面のエナメル質にできる虫歯は主に前者、歯周病などで露出した歯根面にできるセメント質のむし歯は後者が関係しています。
ともあれ、プラークの元凶であるむし歯菌の餌は糖質です。
たんぱく質と脂質はむし歯菌の餌になりません。
糖質制限食実践により、プラークが激減しますので、歯周症の改善がおおいに期待できるわけです。
江部康二
歯周病の改善は「木の芽時」には関係ありませんが、口中が健康になれば、全身の健康にもつながります。
何となく疲れやすい、だるい、でも医者に行っても問題なしと言われる…という方は、こういうところから見直してみると、気づきがあるかもしれませんよ。
リラックスする
私は完璧主義のところがありまして、自分で自分の首を絞めることがよくあります。適当なところも多分にあるのですが(笑)、完璧主義が勝つとけっこう苦しくなります。
でも最近は、あー、いま完璧主義が勝ってるなぁ、と客観的に判断できるようになってきて、数時間~1日もあれば気分転換できるようになってきました。
以前は数日かかっていた
気分転換も、自分の好きなものを利用するとやりやすいですよね。
お風呂
電気を消して、アロマキャンドルとか点けて湯船に浸かります。
いま住んでいるのは古い賃貸マンションなので、お風呂も古く、電気を点けて普通に入っても実用のみという感じで全然リラックスできない。
そこで暗くしてみたら、殺風景な古いタイルも見えずにいい感じに。暗くしてお風呂、おすすめです!
漫画
元気が出る系の漫画は、最高の気分転換になります。
最近は無料で読める漫画アプリが充実していて、良いですよね! 私もiPad Proを買ったのを機に、いっぱいアプリを入れてしまいました ^^;
こういうのとか。
映画
映画も大好きです。約2時間、どっぷり浸かって現実逃避します(笑)
今はネット配信で手軽に色々な映画が見られて、いい時代になったな~と思います。私はよくプライム・ビデオを利用します。
プライム会員になると配送料もお得だし、これは本当に会員になってよかったと思います。
時間が過ぎるのを待つ
落ち込みがひどくてどうしても浮上できないとき、諦めて時間が過ぎるのに任せることにしています。
物事には、自分で何とかできることと、何とかできないことがある。自分でできることをすべてやったら、あとは手を放して、時間にまかせます。
そうすると、もうダメだと思ったことも、時間の経過とともに好転することがほとんどでした。
アラフォーともなると、徐々に時間に任せることができるようになり、ずいぶん楽に生きられるようになった気がします。
まとめ
なんだか取り留めなく書いてきてしまいました。
ここまで読んでくださる方はいるのだろうか…^^;
- 春先=木の芽時は心身ともに調子を崩しやすいからご注意を
- うまく乗り切るには、寝る、食べる、リラックスする、と基本的なことが大事(自省を込めて)
- どうしてもうまく行かないときは、手を放して時間が過ぎるのを待つのもアリ
当たり前のことばかりなのですが、「木の芽時」という言葉もあまり知られていないようなので書いてみました。
お互い普段の生活に気を付けて、春を楽しく過ごしたいですね。
それではまた!