先日、ウチの13歳柴犬のチェリが吐きました。
私は職場の近くに住んでいるため、昼食は家に帰ってとります。その日、お昼に帰宅した私にチェリが鼻をクンクン鳴らしながら妙にまとわりついてきました。（いつもはもっとクール）
キッチンに入ってみると床にチェリの吐いたものが。
びっくりしますが、犬を飼っているとこういう事ってありますよね。
そんなときは咄嗟にいろいろ考えます。どうして？ なに食べさせたっけ？ 今朝、変わった様子はあったかな？ 悪い病気だったらどうしよう！
軽くパニクる私の横には、申し訳なさそうな顔をして立っているチェリの姿が。ここで私が取り乱すとチェリも不安になります。
気持ち悪かったの？ 1人で不安だったね、大丈夫だよ、などと声を掛けながら、落ち着いて吐いたものを見てみます。以前、獣医師さんに教わったことがあるからです。
犬は吐くのが仕事？
チェリが4歳のとき、立て続けに3回ほど吐いたことがあります。実家からチェリを引き取ったばかりで、不安だらけだった頃です。
慌てて連れて行った動物病院の獣医師さんに言われました。「犬は吐くのが仕事って言うくらい、よく吐くからね」
その言葉で少し落ち着いた私に、獣医師さんはいろいろ教えてくれました。
犬が吐くものは2種類ある
厳密にはいろいろな原因が考えられると思いますが、吐くものは大体2種類に分けられるそうです。
空腹時に泡状のものを吐く
何も食べていないのに、犬が突然ウェッ、ウェッ・・・とえずいて、白や黄色の泡状のものを吐くことがあります。これはお腹が空き過ぎたときに見られる症状だそうで、通常はあまり心配はいらないそうです。
チェリもたまにこういうものを吐きますが、その後は普通にご飯を食べてケロッとしています。
ただ、頻繁に吐く、元気がない、吐いた後にぐったりしている、などが見られるときは診察を受けた方がいいそうです。
一度、白い泡を吐いた後にもう一回吐いて、それに血が混じって真っ赤だったことがあります。慌てて病院に駆け込んだら、吐くと胃液の酸で食道に負担がかかるので、二回目に吐いたときに傷がついて出血したんだろうということでした。
一瞬「結核！？」と思いましたよ（犬はなるんだろうか・・・）^^;
もう、びっくりするからやめてほしい・・・
食べたものを吐く
この場合は少し注意が必要で、胃腸が弱っていることも考えられるそうです。吐いた後、特に変わった様子もなく元気であれば様子を見ます。
病気が原因でなければ、悪いものを全部出してしまえば回復するはず。
吐いた後にぐったりしている、元気がないなど、いつもと様子が違う場合は受診する方がいいそうです。このとき、何を食べたか、いつ頃食べたか、排泄はどうか、などの情報があると診断の助けになりますね。
犬は話せないので、何か変わったことがあったら私はメモを取るようにしています。そういう時ってパニックになりやすいし、「書く」という行為で少し落ち着ける気がします。
吐いた後のご飯は？
元気がある場合は
水 → ふやかしたドッグフードを少量 → ドッグフードを硬めにする、量を増やす → 通常のご飯
というように、吐かないか注意をしながら徐々に通常のご飯に戻していきます。
吐いた後、最初にご飯をやるときはドキドキします。吐くなよ～、吐くなよ～と念じながら食べさせています^^;
その後のチェリ
今回のチェリは、前日の夜に食べた鶏肉を吐いていました。本来なら3、4時間で消化されるそうなので、かなり長い間消化されずに胃の中に残っていたことになります。
滅多にないことで、見た瞬間ドキッとしました。
チェリ自身は具合が悪そうでもなく変わったところもなかったため、少し様子を見ることにしました。単純な消化不良だったら、吐いてしまえば良くなるはず。
散歩
夕方の散歩は元気にいつも通りに。
コデマリが綺麗でした。
夕飯
セオリー通りに、ふやかして柔らかくしたドッグフードをいつもより少なめに。でも本人は食べる気満々で、もっと欲しいと言うのをなだめるのが大変でした^^;
もっと食べたいアピールがすごくて、夕飯を食べても大丈夫そうだしと、いつものドッグフード屋さんにもらったサンプルのおやつを見せると・・・
チェーちゃん、がっつき過ぎ^^;
ペロッと平らげました！
徐々に通常のご飯に戻していきましたが、吐かずに元気に食べてくれて、取りあえず一安心です^^
おわりに
今回は大事に至らずホッとしましたが、なんと言ってもチェリは13歳。今まで以上に飼い主の私が注意しなきゃいけないなと痛感しました。
それではまた！
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