しばまさ雑記帖

お絵かき、iPad Pro、モーニング娘(ハロプロ)や柴犬とかでできているブログ

【イラスト描きたい】4月のデッサン教室 光と影を意識して描く

体験教室で初めてデッサンに触れ、習うことを決めた私。

www.shibamasa.jp

 

4月のお題は「石」です。

「石!?」と思わず聞き返した私の前に先生が置いたのは、一片が15~16cmくらいのゴツゴツした立方体の石。黒くて、持ってみると砲丸のようにけっこうな重さがあります。

 

あんまり楽しくなさそうだな・・・という私の心の声を知ってか知らずか、先生は飄々と「こっちの方がリンゴより描くのが簡単だよ~」などと仰います。

「リンゴは丸いから凹凸が表現しにくい。でも、この石は面の境目がはっきりしてるでしょ。明るいところと暗いところを明確に分けやすいから立体感を出しやすいんだよ」

先生の説明を聞いてもまだピンときませんが、描けと言うなら描きましょう!(笑)

  

輪郭を決める

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体験のときと同じく、最初は先生が大まかな輪郭を描いてくれました。

見ている物は同じもの?

体験でも思ったことですが、薄くラフな線で紙を撫でているだけに見えるのですが、いつの間にか石に見えるものが出現しているんです。

同じ石を見ているのに、先生の目には私とは違うものが映っているように感じます。

 

教室に通い始めて、最初から描いたことはまだないのですが、描ける気がしない。真っ白な紙を前にしたら頭の中も真っ白になりそうな気がします^^;

食パンじゃないもん!

先生が大まかな輪郭を取った後、「じゃ、描いてみてね」と鉛筆を渡されました。

リンゴのときは戸惑ったけど、今回は2回目だもんね。やるぜ~と張り切って描き始めました。

 

この石、けっこうデコボコがあります。ていうか、デコボコだらけ。直線の部分なんてほとんどありません。

よし、デコボコを忠実に描こう!と真剣に描いていると先生がやってきました。

 

「・・・細かいところを一生懸命描いているうちに膨らんできちゃったね。境目もあやふやで線が柔らかいから、石というより食パンみたいだね」 ←悪気はない

しょ、食パン!? ショック!!(駄洒落ではない)

 

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先生いわく、最初は輪郭に集中することが大事だそうです。輪郭が決まれば、後は何とでもなるとのこと。

私は細かなところばかり見てしまって、全体を見ていないのだと思います。こういう風に描きたいというイメージがないまま、何となく描いているような気がします。

 

光と影を意識する

私が描いた食パンを修正しながら、先生が話してくれました。

目の錯覚を利用する

絵を描くときは、光が何処にあたっていて何処にあたっていないかを考えること。そして、明るい部分の隣は暗く、暗い部分の隣は明るくする。それによって、光を表現できるのだと。

 

人間の目はアナログだから、本当はそこまでの差はなくても、明暗の強弱をはっきりつけることで錯覚させることができるのだそうです。

鉛筆の持ち方を変える

体験教室のとき、デッサンをするときの鉛筆の持ち方を教えてもらいました。

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でも、「ここは強く描きたい、影を表現したい」というときは、普段使っている鉛筆の持ち方に変えればいいそうです。確かに、その方が力が入りますからね。

鉛筆の持ち方も変えていいんだ。なんだか、絵を描くのにこうじゃなきゃダメっていう決まりは、あまり無いような気がしてきました。

 

出来上がり

食パンと言われつつも、焼き上がり出来上がりました!(2回に分けて描きあげました)

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描いたときから少し時間が経っているため、当時は気づかなかったことが見えてきます。

  • 輪郭

 頑張って力強く描いたつもりですが、まだ線がぼんやりしています。デコボコを表現しようとしたのですが線が弱くて、石の硬さが伝わってきません。

 石が床と接する部分の影は先生が描いてくれました。この影がなかったら、印象が全然違ったと思います。「この絵の中で一番暗いところはこの影だから、思い切り強く描いて」と言われました。

光があたるから影ができるわけで、ここでも光を意識することの大切さがわかります。

 

絵を描くということ

体験教室のときはほとんど自分の場所にいて、話すのもほぼ先生だけでした。正式に入会した今回は先生が他の生徒さんのところに連れて行ってくれて、描いている絵を解説してくれました。

パステルカラーの鳥かご

ある女性は、薄いオレンジや黄緑色を基調にしたきれいな鳥かごを描いていました。きれいだな~と思って見ていたのですが、実際の鳥かごは茶色・・・

 

微妙な顔をしていると、「本当は古くて地味な鳥かごだけど、頭の中で色を想像して描くことでまったく違うものになる。これはそういう練習だよ」と先生が教えてくれました。

光のあたる家

古い農家のような藁葺き屋根の家を描いている男性がいました。見ると写真を模写しています。でも写真と絵ではイメージがなんか違う・・・

 

先生によると、どこから光があたっているか意識して描くよう指示したそうです。写真ではそれほどはっきり光があたっている様子はないのですが、そこを想像力で補う訓練だそうです。

確かに男性の絵には、左上から光が差し込んで家の右側に影ができている様子が描かれていました。写真に影は写っていないのにです。

絵を描くということ

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体験教室のときは、みんな好きなことをしていて楽しそう!と思いましたが、それぞれ理由があったんですね。早とちり・・・^^;

 

実際とは違っても、光のあたり方や色、時代、そういった様々なことを想像して、頭の中にあるものを具現化する。それが絵を描くということだよ、と先生は言っていました。

さらに、カルチャーセンターでそこまで要求しなくてもいいのかもしれないけど、僕はカルチャーセンターのつもりで教えてないから、とも。

 

ちょっと惚れそうになった・・・ま、それは冗談ですが(笑)、教えるほうが「こんなもんでいいや」と思っていれば教わる側にも伝わります。この先生は絵を描くことを真剣に教えようとしてくれている。それが伝わってこちらも俄然燃えてきて(笑)、これからがすごく楽しみになってきました。

頑張るぞ~!

 

ちなみに来月のお題は「パプリカ」だそうです。

それではまた!

 

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