昨年末、「2017年にやりたいこと」として、イラストを描けるようになりたいと記事にしました。
2017年にやりたいこと? ありすぎてもう・・・ - しばまさ雑記帖
そのためにiPad ProやApple Pencilを買いました(使いこなせてないけど)
イラストを描きたくてペンタブを買おうと思ったのに iPad Pro をポチってしまった - しばまさ雑記帖
さて道具は揃えたけれど、この先はどうやって進めばいいんだろう、とずっと考えていました。よほどセンスのある人ならいいけれど、凡人が適当に描きなぐっても上達は遅そうだし、すぐに行き詰りそう・・・
最初に基本をきちんと抑えておく方が、長い目で見れば高いレベルまで行けると思うのですよ。
そこで、教室に通ってデッサンを習うことにしました!
続くかどうかわからないし、まずは気軽に始められるカルチャーセンターの体験教室に申し込み。絵を描くなんて学校の美術の授業以来、しかもデッサンなんて初体験!
ドキドキワクワクの体験記です。
教室に到着
3月某日、デッサンの体験教室のために地元のカルチャーセンターを訪れました。先生は60代くらいの男性。生徒は5人だったかな。思い思いの場所ですでに作業を始めています。
一応、デッサン・水彩画教室になっているのですが、アクリル絵の具で描いている方や版画をやっている方もいて、色々なことをやらせてもらえるみたい。
楽しそう!
生徒数が少ないし年齢層も高めで、アラフォーの私でも馴染みやすそうで一安心^^
デッサンに必要な道具
鉛筆と消しゴム
体験教室にはB、2B、3B、4Bの鉛筆それぞれ2、3本持って行きました。
4Bは仕上げにベタ塗りをするときに使うくらいで、デッサンするときはB、2B、3Bを使ってねと言われました。
厳密にはB、2B、3Bも違いがあるのでしょうが、初心者にはまったくわからないので、適当に選んで描きました。
消しゴムは普通の消しゴムを持って行きましたが、練りゴムというのがカスが出なくていいらしいので、後日買い足すことに。
紙は、体験教室なのでデッサン用の紙をサービスしてもらいました^^
デッサンをするだけなら道具はいたってシンプルです。でも、どこにでもあるこれらの道具が、上手い人の手に掛かると精緻な世界を生み出す魔法の道具になってしまうんですよね。
鉛筆の削り方
削っていない新品の鉛筆ばかり持っていったので、先生がカッターナイフで削ってお手本を見せてくれました。
*写真は私が削ったものなので不格好です(笑)
デッサン用って、芯を細く長く削るんですね。気をつけないと、せっかく削った芯を折っちゃいそう^^;
子供のときは鉛筆削りを使っていたから、カッターナイフで鉛筆を削るのって生まれて初めてかも。
鉛筆の持ち方
鉛筆の持ち方も教えてもらいます。気分はピカピカの1年生(笑)
最初は普通に鉛筆を持っていましたが、先生に言われてこんな風に持ち変えました。
写真撮ってたら、なんか来た・・・(笑)
こんな持ち方初めて。なんだか不安定で心もとない感じ。
いよいよ描いてみる
まず先生がお手本を見せてくれました。
ほんの2~3分でリンゴの出来上がり。ざっくり描いただけなのに立体感が伝わってきます。
私にできるのか、こんなの^^;
次はいよいよ私の番。先生が大まかな輪郭を描いてくれて、後は好きに描いてみてね、と鉛筆を渡されました。鉛筆を持って途方にくれる私。
先生の描いている姿を思い出してみる。たしか、薄く柔らかな線で徐々に当たりをつけていったような・・・
見よう見まねで描いていると、今度は鉛筆を立てるように言われました。
無意識に鉛筆の芯を紙に対して寝かせるような感じで描いていたのですが、塗りつぶすときにそういう描き方もするけれど、通常は紙に対して鉛筆を立てて描くようにと。
言われたとおり、鉛筆の芯が紙に垂直になるようなイメージで描いてみると、シュッシュッと音が!
この音がすれば、鉛筆を立てて描いている証拠だそうです。そういえば先生が描いているとき、こういう音がしていました。
黙々と鉛筆を動かしているとこの音が心地よくて、なんだか落ち着きます。最近は仕事でもプライベートでもデジタルばかりで、紙に向かって何かを集中して描くなんてなかったな・・・
などと考えつつ、途中何回か先生の指導を受けながら1時間半。初デッサンの『リンゴ』が出来ました!
と言っても半分以上は先生の手が入っているので、かなり底上げされていますが^^;
初デッサンが終わって
先生いわく、「デッサンとは形を正確に捉えること」
これから何をやるにしても、デッサンがすべての基本になります。それは絵だけの話でなく、版画や彫刻、建築などでも同じことだそうです。
だったら、イラストを描けるようになりたくてデッサン教室を選んだことは正解だったのかも。
でも正確に描くだけではなく、
自分が惹かれたところ、強調したいところは、意思を持って大胆に思い切り強調する!
それがその人の個性になるのだそうです。
う~ん、すごく面白くなってきた。せっかく道具も揃えたことだし、とにかく続けてみようと思います。
ちなみに、デッサンの題材としてリンゴはちょっと難しいそうです。本当はリンゴだってデコボコがあるのについ丸く描いてしまって、立体感を出すのが難しいとか。
リンゴに比べると洋梨の方が簡単だそうです。瓢箪ぽい形を描いてヘタを付ければ、見る人が何となく洋梨だとわかってくれるらしい。なるほど^^;
教室は月2回。これからどんな出会いがあるか、すごく楽しみです。
それではまた!
*私は『ユニ』より『9800』の硬質な感じが好きです。
*こんな記事も書いています。