優樹です。
あまり詳しくはありませんが、実はこっそりガジェット好きです。
先日、とある技術交流会に参加したところ、『Amazon Alexa(アレクサ)』という言葉をはじめて耳にしました。
Meet Alexa
それは、オーディオシステムを紹介するブースでのこと。
ブースの担当者が茶筒のような円筒形の物体に
「Alexa, play music」
と呼び掛けると、離れたところに設置されたスピーカーから音楽が!
「おおっ!?(そしてなぜ英語!?)」
私の心の声を無視して、次に担当者が得意げに(のように見えた)
「Alexa, stop music」
と呼び掛けると、音楽がストップ。
「ふぉぉぉ~~っ! 何これ、何これ、おもしろーい!!」
これが私のAlexa初体験。
日本でもジワジワと名前を聞くようになってきました。
今日はこのAlexaをご紹介したいと思います。
Amazon Alexaってなに?
一言で言うと「人工知能を備えた音声認識機能」です。
キーボードやマウスといった、人の意思を「モノ」を通して機械に伝える『タッチインターフェイス』から、声で意思を伝える、人にとってより自然な『音声インターフェイス』を可能にする機能です。
さらに人工知能搭載で、音声を認識するだけでなく、日々学習して賢くなっていきます。
日本では未発売ですが、米Amazonで販売されている『Amazon Echo』や『Amazon Tap』といったハンズフリースピーカーに搭載されています。
だから英語で呼び掛けていたわけですね。
『Amazon Echo』や『Amazon Tap』はどんなことができるの?
いま思えば、技術交流会で私が見たのは『Amazon Echo』でした。
Alexaを搭載しているハンズフリースピーカーには、もう少し安価な『Amazon Tap』や『Echo Dot』もあります。米Amazonを見ると、『Amazon Tap』がベストセラーになっているようですね。
Alexaを搭載したこれらのスピーカーがあると、どんなことができるのでしょうか。
人気No.1の『Amazon Tap』を見てみましょう。
- 音声認識機能
マイクボタンをタップして呼び掛けるだけで、お気に入りのアーティストや曲を再生することができます。
- Wi-Fi(Wi-Fiスポットでの接続可能)
Wi-Fi搭載で、外出時にもストリーミングサービス(Amazon Music, Spotify, Pandora TuneIn, iHeartRadio)*1を気軽に楽しめます。
- Bluetooth対応
iTunesなどのお手持ちの音楽ファイルもワイヤレスで再生できます。
- ドルビーオーディオ採用ステレオスピーカー搭載
ドルビーオーディオ技術を採用したデュアルステレオスピーカーを搭載し、小さなボディでもクリアなボーカルと広がりのある低音域を実現しています。また、『Amazon Tap』を中心に360度どこにいても同じように音楽が聞こえるため、パーティなどにもってこいです。
- 学習機能
クラウドとの連携により、日々学習して賢くなっていきます。音楽を再生するだけでなく、ニュースや天気予報を聞いたり、タイマーをセットしたり、あなた次第で使い方はどんどん広がります。
- 軽量
小さくて軽い『Amazon Tap』は、持ち運びも簡単です。バックパックに入れたり、オプションの吊り具を使ってバッグに引っ掛けたりして、気軽に持って出られます。
- バッテリー駆動
1回の充電で最長9時間まで連続再生が可能です。充電するときは、付属の充電用クレードルに置くだけ。しかもバッテリー残量が少なくなると、Alexaが音声で教えてくれます。
*上記は2017/01/06時点の米Amazon製品ページによるもので、予告なく変更される場合があります。
詳しくは米Amazonのサイトをご確認ください。
どうやって使うの?
使い方はとてもシンプルです。
1.電源をオンにする
2.専用アプリ『Alexa App』をお使いのモバイル端末などにインストールする
アプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。
3.アプリを使って『Amazon Tap』をインターネットに接続する
4.マイクボタンをタップして、声で『Amazon Tap』にコマンドを出す
音楽を再生する、ニュースを聞く、などなど…
これだけです。
でも英語でしょ?
今のところ日本では未発売なので、言葉の問題がネックですよね。
でも米Amazonのサイトにはいろいろと例文(?)が載っていまして、それを声に出して読めば何とかなりそうです。
他にもAlexaと遊ぶための色々なアプリが出ているようで、すごく楽しそうです。
やってみた方はぜひレビューしてください ^^
Alexaの可能性
Alexaは、Amazonのハンズフリースピーカー以外の製品にも搭載することができます。
レノボはAlexaに対応した製品『Lenovo Smart Assistant with Amazon Alexa』の5月発売(米国)を発表しました。
Lenovo、Amazon Alexaに対応したSmart Assistantを発表 ~6TBの家庭向けNASも - PC Watch
現状、Amazonが出している『Amazon Echo』や『Amazon Tap』の弱点は音質と言われています。ドルビーの技術を採用しているとはいえ、あの小さなボディ単体では、どうしても迫力に欠けた音になってしまいます。
レノボの『Smart Assistant』は、Amazon EchoやTapより高音質なスピーカー搭載が売りの一つになっています。
Alexaは音声を認識するだけではなく、ネットワーク機能を持つさまざまなスマートデバイスに対応しています。
Alexaとこれらのスマートデバイスを連携させることで、言葉を発するだけでスマートデバイスの操作が可能になります。
様々なメーカーがAlexaに対応した製品の開発を進めており、私が技術交流会で見たのも、その一環だったわけです。
また、大手自動車メーカーの『Ford』も同社の車載システムとAlexaの連携を進めています。
アマゾン「Alexa」が注目を集める理由--「スマートホーム・ハブ」の本命? - (page 2) - ZDNet Japan
アニメの世界が現実になってきたようで、ワクワクしませんか? (*´∀`*)
『Amazon Echo』や『Amazon Tap』を購入するには
米Amazonで購入しても日本に発送してくれません。
送り先に「日本」と入れると、エラーメッセージが出て先に進めません。
すぐに欲しい場合は、日本のAmazonで並行輸入品を購入するのが1番お手軽です。
安く購入したい場合は
- アメリカの知り合いに頼んで送ってもらう
一択!
そんな都合よく知り合いなんていないよ、という場合は
- 個人輸入代行か転送サービスを利用する
になるかと。
ちなみに、この記事を書くにあたって個人輸入代行や転送サービスのことを調べてみましたが、こちらのサイトがわかりやすくて勉強になりました。
米Amazonでは評価も高く、大人気のAmazon EchoやTapですが、日本のAmazonでレビューを見ると微妙ですね。
やはり言葉の問題や、サポートされていない、日本では使えないサービスがあるなど、使い勝手がいまひとつなのがネックでしょうか。米Amazonの情報量、盛り上がりに比べて、日本の製品ページにはほとんど情報がないですからね。
あ、手に入れる方法がもう1つあった。
日本での発売を待つ。
技術交流会の人は今年発売予定と言っていましたが、確定ではないようです。Alexa関連のニュースもいろいろ見ましたが、具体的な情報は見つかりませんでした。
この手のスマートデバイスに関しては、どうも日本は後手に回っている気がします。
でも日本には、日本にしか出来ない独自の技術がまだまだあります。
2020年には東京オリンピックもあります。
がんばれ日本!
まとめ
話がちょっと逸れましたが、簡単にまとめを。
- Alexaは音声でコマンドを認識できる機能です
- Alexaは人工知能を備え、学習して成長します
- Amazon Echo、Amazon Tap、Echo Dotは、Alexaに対応したハンズフリースピーカーです
- いろいろなメーカーがAlexa対応製品の開発を進めています
- Alexaとスマートデバイスを連携させて、スマートデバイスを音声で操作することができます
こんな感じ。
私は、初めてAlexaを知ったときの、言葉を発したら離れたところにあるスピーカーから音楽が流れてきたときのワクワク感を覚えています。
Alexaの動きには、これからも注目していきたいと思います ヽ(・∀・ )ノ
楽しい…
それではまた!
*1:日本では聴けないサービスや、アプリを入れれば聴けるサービスがあります。